僕が昔から色んな選手に聞かれた質問の一つ「素振りってどうやって素振りしてる?」。
なかなか漠然としすぎて答えにくいんですが、要はそのほとんどが「ピッチャー想定する?」とか「コースを意識して振る?」というような質問です。
そもそも素振りするのに間違い(これをやってはいけない)もなければ、「これが一番ええ素振りの仕方や!!」というような正解もないし、目的も色々あるので個々に合わせた素振りをすればいいと僕は思っています。ですので僕はいつも「俺は○○なやりかたやし、別にそれはそれでいいんちゃう?」と答えます。
しかし、「無駄のない理にかなった綺麗なスイングを身につけたい」のであれば、「バテるまで振るべきだ!!」と言うでしょう
「バテるまで振る」というのは有酸素運動ではない
僕の言うバテるまで振るというのは、「めちゃめちゃ速いテンポでひとつひとつのスイングがめちゃくちゃになるぐらい振れ」というてるのではありません。
それはもうただの有酸素運動です。走った方がましです。
そうではなく、ひとつひとつ思い切り、且つしっかりフォーロースルーまで丁寧なスイングをやるんです。
そこでブンッという音が鈍くなってきたら、少し休んでまた再開する、これを繰り返していきます。
連続ティーは意味がない!?
素振りを行うにあたって一番いらないのは、中途半端なスイングをすることです。
フォロースルーもせずに、振ったらすぐ手で戻してきて、また手で振る。
これはベンチプレスで例えたら、2センチぐらいしか下ろさないような無意味ベンチと同じぐらい無意味です。
ですので、ティーの「連ティー」をもしあなたがやっているのなら、すぐやめた方が良いでしょう。
テンポを上げてティーをするのは良いかもしれませんが、フォームが崩れてまで速くするのはやめておきましょう。
素振りは迅速に行うのがポイント
理にかなったきれいなスイングを身につけたければ、スイングとスイングの間の時間はあまり空けない方がいいでしょう。
のんびりやってると、いつまでたってもバテないし時間の無駄です。
ですので、「コースを意識して振る」とか「ピッチャーがおると思って振る」とかは、これをやってからの話です。
回数も、決める必要はありません。とにかくバテるまで振りましょう。
まずは、理にかなったきれいなスイングを身につけることです!!
そこのソフトボール少年!これが素振りの基本やで!!