日本で流行ってる筋トレですが、そのほとんどが
「ボディメイク」のように思います。
僕もアスリートですが、筋トレには興味があって高校生のときからずっと
してきましたが、オーストラリアに行って帰ってきてから「なんであんなにデカくなることだけにこだわっていたのだろう」
と思うようになりました。
デカイだけでは意味がない
僕が行ったシドニーでは、どちらかというと
「効率良く動けるためのトレーニング」だったり「本当の意味で強くなるためのトレーニング」のほうが主流です。
もちろんボディメイクも盛んですが。
僕が留学する前に友達から聞いた話ですが、「筋トレが好きな先輩が『デカなって帰ってくるわ!』て言いながら留学に行ったんやけど、あんま変わらんと帰ってきたわ。むしろめっちゃ動けるようになって帰ってきよったわ。」
という話を聞きました。
他にも、同級生が2回生の頃にアメリカに渡り帰国してきたら「あのな、デカくしても動けな意味ないで」と僕に言ってきたんです。
僕もアスリートなのでそっち側の考え方でしたが、「だいたい向こうでデカイ人達の影響受けて帰ってくるんやろうな」
と当時考えてました。しかし、どうやら違うかったみたいです(笑)
デカくて動ける人の魅力に惹かれる
僕も実際にあっちに渡ってみると、確かに日本と全くトレーニングの質や周りの雰囲気が違いました。
日本は、もうベンチプレス、マシン、マシン、マシン、ベンチプレス。
みたいな感じで
オーストラリアは
バトルロープ、ケトルベル、TRX、スッレッド、リフティング、ログ
もうこんな感じです。
簡単に違いを言えば、「ボディメイク」なのか「動けて強くなる」のかの違いです。
僕がオーストラリアにいるとき、
めっちゃデカイオーストラリア人が「俺らはただデカくても意味がないんだ。デカくなる中で強く、そして動けないとダメなんだ。」
という話を聞いて
「なるほど!!」
と思い、そこから僕の考え方も変わりました。
しかも、あんなにデカイのに動けるのはめっちゃカッコいい
と思ったのが一番のきっかけです。
そのオーストラリア人が「デカいだけの見せかけの筋肉で重たいものを運べないやつは格好悪いだろ?それでバテるのならただの飾り。意味がない
という一言が僕の人生を変えるきっかけとなりました。
アスリート系か芸術系か
このように分けるのは、良いのか悪いのか捉え方によって変わりますが、要は全くの別物ということです。
ボディメイクはボディメイクで、バルクを求めながら美を追求します。その中でベンチプレス何キロ!!みたいな感じでやってられる人も多いかなと思います。
僕も最初はそうでした。
でも、僕がオーストラリアに渡ってから変わったことは「ベンチプレスがいくら強くても機能的に強くないと意味ないな」
ということです。
その中で「いかに動けるか」を追求することの楽しさを、留学生活で学べました。
今まさに仕事に活かされてますし。
ですので、ボディメイクだから動けなくても良い、というか動けるようになる必要がない。
アスリートも、デカくなる必要がない。
比べる必要はなくてそれぞれが素晴らしい競技ということですね。
最後に、僕の理想は
デカくて強くて力持ちで、めっちゃ動ける
こんな風になりたいです。